普天間問題は日米安保や抑止力などの論議なしには解決しない・・・ 金口木舌 八葉蓮華

 失望感、というよりチルダイ(落胆=島言葉)のほうが適当か。迷走続ける普天間問題だ。再来県した鳩山由紀夫首相は「普天間飛行場の代替地は名護市辺野古付近」と仲井真弘多知事に伝えた。懸念通りとはいえ、ついに期待は裏切られた

 約130年前の琉球処分の時も“チルダイ感”が広がったのだろうか。日清両属関係を維持していた琉球王国の位置付けを明治政府は、日本専属と一方的に決めた

 1875年、明治政府の命を受けた琉球処分官の松田道之が派遣され、日本専属を迫った。琉球側は日清両属を主張し、話し合いは平行線に終わった

 続いて79年1月に2度目の来琉。その時も目的を果たせずに帰京した。琉球側でも二つの選択肢をめぐり議論が沸騰したが、目的は琉球王国の存続。明治政府の頭越しの要請には、すぐには納得できなかった

 普天間問題は辺野古移設という結論を急いだことで、単なる引っ越し問題に矮小(わいしょう)化され、解決したような印象を県外に与えるだろう。しかし普天間問題は日米安保や抑止力などの論議なしには解決しない

 松田処分官は79年3月、3度目の来琉をする。その時は、内務官僚や警察官、軍隊を率いて那覇港に現れた。首里城に入り、琉球藩の廃止と沖縄県の設置を宣言。琉球の尚泰王らを東京に連行した。鳩山首相の3度目の来県はあるだろうか。

 金口木舌 琉球新報 2010年5月24日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック