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人道 八葉蓮華 {創価学会 仏壇}
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人道援助 Humanitarian Activities 金口木舌 琉球新報 
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未来予想図、将来像は、大人たちの対応によって決まる・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2011/01/05 23:30
 指折り数えたわけではないが、2010年は基地問題で大揺れだっただけに、希望の光が差すような新春が待ち遠しかった。謹賀新年。晴れ晴れとした心に年頭の誓いを刻む

 今年は卯(う)年。新年にはふさわしくないかもしれないが、ウサギと言えば「守株待兎」の故事が有名だ。切り株に衝突してシんだウサギを拾った農民が、これに味をしめて農業をやめ、切り株の番をして国中の笑いものになったという話

 いつものやり方以外に新しいことのできない者や、旧習にこだわって融通の利かない者を指して言う。「棚からぼた餅」はそうないことの例えでもある。何やら基地問題や経済振興の対処法に結び付きそうだ

 離島県のハンディを克服し、昨年は多くの若者たちがスポーツ、文化、芸能の世界で輝いた。たゆまぬ努力なくして、栄冠に手は届かないことを、感動とともに県民に伝えた。この頑張りに大人たちは何をもって応えよう

 沖縄の将来像は、この数年の大人たちの対応によって決まると言っていいだろう。「百年の大計」を考えた時「守株待兎」を続けることがどんな未来をもたらすか、およそ想像がつく

 11年度は沖縄振興計画の最終年度となる。歴史的にも未来を担う子どもたちの将来を占う重要な年になろう。元旦に描く沖縄の未来予想図をさかなに、おとそ気分に浸るのもいい。

 金口木舌 琉球新報 2011年1月1日
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「鯨フォーラム」保護と伝統文化をどう両立するか・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/11/01 23:32
 自治体の首長ともなれば、常に政策遂行能力を問われるが、かつての名護町長には、ある特殊な能力が求められていた。ピトゥ(イルカ)を湾に寄せられるかどうかである

 名護博物館発行の「ピトゥと名護人」に記述がある。名護湾にピトゥが寄せると、すぐさま「ピトゥドーイ(イルカだぞ)」の知らせが街の隅々まで伝わる。漁船が浜に追い込み、いざ一斉捕獲。その合図となったのが町長が振り下ろす指令旗だった

 漁の成果は町長選挙にも影響した。当選後にピトゥが寄らなければ「徳がない」と言われたというから、笑い事ではない。その逸話は、漁が住民生活に不可欠だったことの表れでもある

 捕れた肉は、浜に駆け付け漁に協力した老若男女に、平等に配分された。食料難当時の重要なタンパク源となり、名護の食文化を支えた。天から授かったユイムン(寄り物)が、人々にもたらした恩恵は大きい

 1989年に伝統の追い込み漁は全面禁止となり、現在漁を行っているのは許可を受けた数隻のみだ。高まるイルカ保護の動きや食の多様化と相まって、名護のピトゥ文化は年々影を潜めていく

 その名護市で、来月7日に全国鯨フォーラムが開かれる。市内の飲食店でピトゥ料理を提供するフェアも開催されるが、保護と伝統文化をどう両立するか。フォーラムの論議に注目したい。

 金口木舌 琉球新報 2010年10月30日
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豊かな海の保全と人間の経済活動をどう両立させるか・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/10/22 00:35
 石垣島の白保でサンゴ礁の上に飛行場を造るというので、一年生議員の時に反対した―「埋め立てが多くの生物をコロす可能性が大きいことは承知している」

 先日の参院予算委員会での菅直人首相の発言だ。普天間基地移設も含めた議論だったが、直接は山口県の原発建設計画に対する答弁。開幕した生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)に関する質疑だった

 生態系の保全や生物資源の持続的な利用を話し合うCOP10では、海の生態系保護も重要議題の一つ。海の生命をはぐくむサンゴ礁は世界ですでに20%減少し、今後10〜20年でさらに15%が消滅する恐れがある

 沖縄の美しいサンゴ礁群も海水温上昇や汚染が原因とみられる白化現象で多くがシ滅している。普天間移設計画で辺野古の海も危ういが、沖縄は国内屈指の埋め立て県でもある

 土地が狭く広大な基地を抱える事情があるが、復帰後に沿岸部の埋め立てが進み、平成以降だけで約13平方キロと北谷町や北大東村に匹敵する面積が増加した。泡瀬だけではない。首相の答弁にもいろいろ考えさせられてしまう

 一説によると沖縄のサンゴ礁は観光資源に加え、台風時に陸を守る防災機能や海水浄化作用など年間約3千億円の価値がある。豊かな海の保全と人間の経済活動をどう両立させるか。COP10を機にもう一度考えたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年10月19日
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難民受け入れ“心の鎖国”共生の気持ちを持ち続けたい・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/10/04 23:30
 2年前に公開された映画「ランボー 最後の戦場」は残忍な虐サツ場面が話題になった。主人公ランボーが、ミャンマーの少数民族カレン族を迫害する軍事政権と戦うという筋書きだ

 脚本兼監督兼主演のシルベスター・スタローンは、ミャンマーの内戦の実態をリアルに伝えたかった、と語った。現実のカレン族は国境を越え、隣国タイで難民キャンプ生活を強いられている

 そのカレン族難民の3家族18人が28日来日した。祖国でも避難国でもない国に移住する「第三国定住制度」での難民受け入れの第1陣だ。日本は3年間で90人を試験的に受け入れる

 先進国でありながら、難民受け入れに消極的な日本は、世界から「難民鎖国」と批判されてきた。既に万単位で受け入れている米国や豪州には及ばないものの、やっと重い腰を上げた

 来日した3家族は今後半年間、日本語教育と職業訓練を受ける。文化、風習の違いを乗り越え、自立していくのは並大抵ではない。外国人労働力として2年前からインドネシアとフィリピンの看護師、介護士候補者も日本で働いているが、言葉の壁に直面している

 故郷を追われた人たちが第二の故郷として日本に溶け込めるよう、政府や自治体、NGOの積極支援が欠かせない。同時に、地域の一人一人も“心の鎖国”に陥らないよう、共生の気持ちを持ち続けたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年9月30日
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敬老の日「トイレの神様」高齢者の所在不明など、絆が残ると信じたい・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/09/19 23:17
 何度聴いても、つい涙腺が緩んでしまう歌がある。「トイレの神様」。歌手の植村花菜(かな)さんが亡き祖母との思い出をつづった。妙な題だが、実話の歌詞が心に染みる

 家庭の事情で小3から祖母と2人暮らし。トイレ掃除の苦手な花菜さんに、祖母が「トイレには女神様がいるんやで」と口癖のように言う。〈だから毎日キレイにしたら女神様みたいに べっぴんさんになれるんやで〉

 思春期には行き違いや反発で家を飛び出し上京。久々に里帰りすると祖母は病で伏していた。花菜さんと再会した翌朝、天国へ旅立ってしまう。〈ちゃんと育ててくれたのに 恩返しもしてないのに いい孫じゃなかったのに〉〈おばあちゃんホンマにありがとう〉

 10分近い異例の長さの曲で、テレビやラジオではなかなか流れない。1月に大阪のFMで放送されると、共感のメールがサットウし、火が付いた。「車を止めて聞き入った」「私もおばあちゃんに会いたくなった」

 上海万博での公演では、字幕を見て涙を流す中国人客が続出した。家族を思う素直な気持ちは万国共通で、歌詞の力が言葉の壁を超えた

 もうすぐ敬老の日。今年は高齢者の所在不明が発覚するなど、日本の家族の形に疑問符が付いた。沖縄はまだ絆(きずな)が残ると信じたい。時には照れずにお年寄りに「ありがとう」と言葉にすることで、それを確認したい。

 金口木舌 琉球新報 2010年9月16日
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家族のため、生活のために一生懸命働く人々がいる町を盛り上げないと・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/09/05 23:36
 5月末、沖縄市の中の町で飲食店を営む52歳の男性が心臓病で倒れた。手術のため長期入院は避けられず、店を閉める瀬戸際に立たされた

 しかし営業は続いた。近くのバー店主が従業員を派遣して店を守ったからだ。病に伏したのは喜屋武正さん。中の町応援隊隊長として2007年から飲食店主とのきずなを深め、町を元気にする活動をしてきた

 月に一度の清掃、店舗が連携した催しを実施し、花いっぱい運動などで夜に働く人々と住民をつなげた。大雨被害に遭った保育園に収益金を贈り、クリスマスには喜屋武さんがサンタになって園児に菓子を配った

 応援隊の機関誌「中の町の中」創刊号で喜屋武さんは結成理由を記している。「僕たちが中の町を愛して大切にしていけば、その思いが周りに伝わり、他の人々も同じように中の町を愛してくれるようになる」

 店に従業員を送り込んだ伊波司さん(42)も隊員で「自分たちの兄貴みたいな人」と話す。8月には物心両面で支えるチャリティーゴルフ大会とライブが開催され、大勢の人が駆け付けた

 病院を訪ねたら、寝台でわが身をよそに「家族のため、生活のために一生懸命働く人々がいる中の町を盛り上げないと」と力説した。熱く語る姿を見ていたら、多くの人が彼を支えたくなる気持ちが理解できた。9月中旬には退院し、喜屋武さんは再び中の町に戻ってくる。

 金口木舌 琉球新報 2010年9月1日
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戸籍や住民票に痕跡を残すのみとなった命、人知れず消えていく・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/31 23:46
 834グラムの新生児を抱いた時の両腕の感覚を想像してみた。本紙25日付の連載「小さな光の行方」に掲載された仲地弘美さんと息子の晃輝(こうき)君の写真は、命の重さを見る者に語り掛けてくれる

 トクッ、トクッと胸の鼓動が聞こえてくるような気がする。幾つもの管が付いた晃輝君の姿は弘美さんならずとも心が痛む。しかし、その管をたどって、晃輝君の生は確かなものとなった。大人の指先ほどの手のひらは掛け替えのない命を握りしめた

 地球の反対側、チリで起きた鉱山の落盤事故で700メートルの地中に潜ったドリルに取り付けられたメッセージが、閉じ込められた33人の生存を伝えた。幸運にも恵まれた命の強靱(きょうじん)さにチリ国民は沸いた

 63歳の作業員は、地上で待つ妻に「いつも君のことを思っている。わたしは大丈夫だ」というラブレターを送った。ドリルが掘り進んだ狭いトンネルを通じて支え合い、慈しみ合う命がここにある

 日本に目を転じてみる。大都市を中心に、生シが分からない100歳以上の高齢者が続々と出てきた。戸籍や住民票に痕跡を残すのみとなった命にも、何物にも替え難い貴さがあったはずではないか

 人知れず命が消えていくという現代日本の奇話に驚きつつ、あらためて弘美さん、晃輝君の写真を見詰め、作業員が妻にあてたラブレターのことを考える。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月27日
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花の命は短かれど、歴史がしっかりと後世に引き継がれることを願っている・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/18 23:50
 松並木の通学路を自転車でさっそうと駆け抜けるセーラー服の女学生たち。あこがれの先生が「グッドモーニング」と脇を追い抜き、田植えの人々からは「きれいだよー」のかけ声が掛かる。戦前の名護には、そんなのどかな女学校の風景があった

 戦後閉校となった県立第三高等女学校の同窓会「なごらん会」の思い出の一ページだ。その光景は、自然の中で可憐(かれん)に咲くナゴランを連想させる。しかし、その花も散りゆく時が来る。終戦時の在学生が80歳を迎えた今年、会は42年の活動を終えた

 継続を要望する声も多かったが、会員が高齢化し総会の参加者も年々減っていく中では、やむを得ない決断だった。「皆が健康なうちに幕を下ろそう」。乙女たちのつらい胸中を思うと、やるせない

 ただ、会の活動は終わるが、すべてがなくなるわけではない。今後は名護高校の南燈同窓会に正式に仲間入りする。やんばるの同窓として、乙女たちを快く迎え入れた「南燈」の優しさに感じ入る

 校内にある南燈慰霊之塔には、両校の戦没者が合祀(ごうし)されている。両同窓会と生徒が一体となった慰霊の日の式典は、他にはない温かな雰囲気があった

 「なごらんの 花の命は短かれど 御魂は永久(とわ)に 南燈に輝けり」(宮城ハルさん)。会員たちは「なごらん会」の歴史がしっかりと後世に引き継がれることを願っている。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月14日
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「小説 琉球処分」日本にとっての「沖縄」は変わっていない・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/17 23:48
 為政者や著名人の愛読書について、雑誌などで時々特集が組まれたりする。その人の思想や行動はどのような本に影響を受けたのか、一般読書人の関心の的であるからだ

 目下、最大の為政者であり著名人の菅直人首相は6月の首相指名後の会見で大城立裕さんの「小説 琉球処分」を読んでいる最中だと明かした。それが評判となり、講談社は単行本の発刊から42年を経て文庫本を発刊した

 橋本龍太郎元首相も元知事の大田昌秀さんの著作「沖縄の帝王―高等弁務官」を読んでいる。沖縄の反基地感情は何に起因し、どう対処すればよいのか異民族統治の歴史に学ぼうとした

 「小説 琉球処分」は1972年の復帰準備のころも日本政府の役人が参考にしたという。復帰前夜の揺れ動く時代が、約100年前の世替わりの激動を描いた小説を求めたわけだ

 大城さんは68年の初版の後記に「歴史を描くつもりが、現代と二重写しになる気もちをおさえることができなかった。日本政府についても、沖縄の人間のメンタリティーについても、そうである」と記している

 文庫本発刊に際して大城さんが語った「日本にとっての『沖縄』は変わっていないということだ」という言葉は痛切に響く。菅首相は文庫本2冊におよぶ長編を読了したのだろうか。そこから何を感じ取ったのか、聞いてみたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月13日
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情報を持つ政府側と情報を求める市民側との力関係はあまりに不均衡・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/15 23:21
 「無関係の住民の命を奪ったことはあるか」。6年前、2度目のイラク派遣を前にキャンプ・シュワブで訓練中の海兵隊員に質問した。兵士は「ない。この部隊はない」と答え、別の兵士にも尋ねたら、報道部の将校に制止され「イラクに行くのは平和貢献。住民をコロすためではない」と反論された

 今年4月、米軍の映像がネットで公開された。2007年7月、イラクで米軍ヘリが通信社記者や住民ら十数人を銃サツしている。子どもを含む無抵抗の人々に機関砲を浴びせ、倒れていく人々を前に兵士が「良い射撃だった」とつぶやく声も聞こえる

 国家や企業の不正を暴く民間サイト「ウィキリークス」が公開した。提供は米軍内部の告発者だ。米軍は当初、シ亡者は反乱派と説明し、通信社が請求したヘリ映像の情報公開を拒んでいた

 告発がなければ米軍が事実と異なった説明をしていることやあまりにも躊躇(ちゅうちょ)なく無防備の人々をコロしている実態は明らかにならなかった。情報を持つ政府側と情報を求める市民側との力関係はあまりに不均衡だ

 琉球新報は04年8月30日、独自で入手した米軍ヘリ沖国大墜落事故直後の管制記録を報じた。日本政府が公開を求めても米側が応じていない情報だ

 今でも米側は管制記録だけでなく県警が捜査で求めた乗員の氏名も明らかにしていない。事故発生から13日で6年を迎える。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月11日
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アジア青年の家「生命を支える水」異なる文化や価値観に触れ、自身の能力を高められる・・・ 金口木舌 八

2010/08/14 23:04
 この夏は雨が多い。美ら島総体の高校生には誠に気の毒だが、おかげで水事情はしばらく心配なさそう。その水問題を議論するため、国内外の高校生が沖縄に集まり、約3週間寝食を共にすることをご存じだろうか

 3回目を迎えた内閣府の「アジア青年の家」事業のことだ。すでに事前研修が始まっており、アジアなど15カ国の32人と国内の48人(うち県内16人)が23日まで県内各地で共同生活を送りながら交流する

 今年は「生命を支える水」がテーマ。21世紀の国際社会の大きな課題となるであろう水や食糧問題などについて共通の理解を深め、地球的規模の環境問題や国際協力などに関しても討議を重ねる

 楽天などの大手企業で英語を社内の公用語とする動きが広がっているが、アジア青年の家に集う国内の高校生も英語で海外の若者と意見をぶつけ合う。異なる文化や価値観に触れ、自身の能力を高められる貴重な機会だ

 各国からは大使館を介して選ばれた優秀な若者たちが参加し、沖縄の歴史や文化を学ぶ。県内からの参加者が海外や全国の同世代の人たちとより多くの関係を築いてくれることを願う

 地味だが、こうした事業こそ沖縄の将来に大切だと思う。だが今後も続くかどうかはまだはっきりしていない。総体のほかにも沖縄で熱い夏を送る高校生たちがいることに関心を寄せたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月10日
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家族がいながら所在不明「長寿社会」地域のつながりが薄れ、家族関係の希薄化・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/14 23:02
 介護の取材で一人暮らしの高齢者宅を何度か訪れた。中には家族と疎遠になっても、介護スタッフに見守られながら一人暮らしを続ける101歳の女性もいた

 今回、全国的に問題になっているのが、家族がいながら所在不明になっている100歳以上の高齢者だ。住民票では「いる」はずなのに、家族は「知らない」と言う

 東京都で最高齢の111歳とされていた足立区の男性は30年前に死亡し、自宅で白骨化していた。思わず連想したのが、大阪市で起きた2幼児遺棄事件だ。家庭の中で立場の弱い高齢者はみとられず、幼児はアパートから出られずに命が尽きた

 いずれも壁、ドアの向こうには、家族の気配があったはずだ。夏なのに寒々としたニュースが続く。地域のつながりが薄れ、家族関係の希薄化が、この事態の一因と言われている。「家族とは何か」と考えさせられた人も多いのではないか

 あらためて考えてみると、「長寿大国」を誇りとしてきたこの国は、高齢者を本当の意味で大切にしているのだろうか。「年寄りいじめ」と言われた後期高齢者医療制度も、わずか2年で見直しを迫られた。県内では「無保険状態」の高齢者が640人に上る

 「平均寿命が変わるのでは」との声も聞こえてくるが、今こそ「長寿社会」の中身を問いたい。真に長生きをことほぎ、支援する社会でありたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月9日
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明日の一歩のため、心の汗を流し、立ち止まるわけにはいかない・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/11 23:49
 県勢選手の活躍が県民を沸かせる美(ちゅ)ら島沖縄総体の華々しさには及ばない。しかし、他県代表と競う緊張感と、磨き上げた技に懸ける情熱は同じだろう。宮崎県で開催されていた全国高校総合文化祭のことだ

 沖縄からは郷土芸能、美術、写真、文芸など14部門219人の高校生が出場している。入賞を果たした生徒の、喜びの声も伝わってきた。こちらの勝負も、けっこう熱い

 高校、大学生の気質や志向を例えて「体育会系」「文化会系」と二分することがある。陽性の体育会系に比べて、文化会系は地味な印象もある。彼らが流す「心の汗」は周囲には見えにくい

 若者を含め、県民の愛郷心に支えられてきた沖縄の文化は古くから多くの注目を集めてきた。エキゾチシズム(異国趣味)に根差した奇異の視線にさらされた時代を超え、沖縄文化は世界の中でも特異な位置を占める

 ソフトパワーという言葉を待つまでもなく、文化は時として社会を動かす。基地への抵抗も沖縄文化の中で醸成された面がある。読谷村長を務めた参院議員の山内徳信さんは「基地の中に文化の楔(くさび)を打ち込む」村づくりを目指し、実践した

 安保の矛盾を背負い、沖縄は重い足取りで苦難を乗り越えた。これからも立ち止まるわけにはいかない。明日の一歩のため、心の汗を流し、文化の筋力を鍛えておこう。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月6日
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沖縄を“対岸の火事”視する自分本位な考え方が、本土の人々にはある・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/10 23:41
 もう35年も前の話。夏休み明け、登校すると職員室の前にアトムの姿があった。畳1枚分の真っ白なパネルが10枚ほどあり、その1枚1枚にレオやメルモちゃんが描かれていた

 黒い太マジックのかすれた部分に“本物”を感じ、指でなぞった覚えがある。聞くと、海洋博のイベントで来県した手塚治虫が地元の小学校に直筆パネルをプレゼントしたとのこと。手塚がアクアポリスをプロデュースしていたことを知ったのは大人になってからだ

 浦添市美術館の「手塚治虫展」に足を運んだ。写真のように精密な虫の写生画や、小さな手帳にびっしりと几帳面(きちょうめん)に並んだ手書き文字には見入ってしまう。無類の昆虫好きが高じてペンネームに「虫」を付けたという。「オサムシは夜行性の甲虫。我(われ)ながらいい」

 海洋博とのかかわりを機に、手塚は沖縄に目を向け始める。作品には実在の地名をほとんど出さないが、沖縄だけは例外だった。「キャンプ瑞慶覧」「マチナト」「名護湾」「西表島」―。基地や環境など、現実の問題を取り上げた

 1966年の本紙取材には、基地問題で「沖縄を“対岸の火事”視する自分本位な考え方が、ジャーナリズムを含めて本土の人々にはある」と語った

 残念ながら、この言葉は44年たっても生きている。いま手塚がいたら「普天間」「辺野古」を舞台にどんな作品を描いただろうか。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月5日
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日本人の2人に1人は一生に一度がんになる、この身近な病気との向き合い方・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/08 23:45
 食道がんは食道内側を覆う粘膜の表面にできる。喫煙と飲酒が最大の発生リスク要因。熱い物などをよく摂取することとの因果関係も指摘される。罹患(りかん)率やシ亡率は男性が女性の5倍以上だ

 人気バンド、サザンオールスターズの桑田佳祐さん(54)に初期の食道がんが見つかった。40代後半以降に増えるというから、桑田さんの作品とともに人生を歩んできた者にとっては、わが身に引き付けて考えてしまう

 一方、闘病から復帰したのが指揮者の小沢征爾さん(74)だ。1月に早期の食道がんを公表していたが、「半年以内に戻ってくる」という宣言通り、元気な姿を見せた

 がんの中では少数派だが、早期発見が難しいことで知られる病気。最初の段階ではほとんど症状がなく、健康診断や人間ドック時の内視鏡検査などで発見される無症状のものが約2割あるという

 野菜や果物をよく食べる人は食道がんのリスクが低いという調査もある。歯磨きで発症率が下がるという報告もあるが、予防と並行し、やはり重要なのは早期発見だろう

 県内の医療従事者やがん患者らの団体は、「がんになっても安心して暮らせる社会の実現」を目指し、県にがん対策推進基本条例の制定を求めている。日本人の2人に1人は一生に一度がんになる。この身近な病気との向き合い方をより多くの人たちで考えたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月3日
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「石内都展―ひろしまinOKINAWA」沖縄戦と広島、長崎の被爆はつながっているが・・・ 金口木舌

2010/08/07 23:28
 沖縄戦の戦跡やガマを訪ねると時折、欠けた器や瓶を見つける。戦後同じ場所に残された物を見詰めていると、時間の経過と当時の住民たちの生活がしのばれる。「どんな思いで逃げてきたのだろう」と思いをめぐらせる

 宜野湾市の佐喜眞美術館で開催中の「石内都展―ひろしまinOKINAWA」(9日まで)に足を運んだ時、同じ思いに包まれた。展示会場には65年前、広島県で被爆した人たちの衣服を撮影した写真約50点が展示されている

 花柄のワンピース、継ぎはぎの上着、薄茶色の産着、止まった時計。身に着けていた人たちを想像する。手縫いで繕った少女の服には母のぬくもり、ゆがんだ眼鏡には男性の無念が感じられる。モノが語り始めた

 カメラマンの石内都さんは広島平和記念資料館に保管されていた遺品に息を吹き込むように、撮影した。企画した佐喜眞道夫館長は「沖縄戦と広島、長崎の被爆はつながっているが、分断して考えられている」と語る

 以前、広島や長崎で被爆した沖縄出身の体験者を取材した。ある体験者が「沖縄に戻った時、沖縄戦が強烈すぎて被爆の体験を語ることができなかった」と話したことが、心に引っ掛かっていた

 沖縄に住む私たちは広島、長崎のことをどれくらい知っているだろうか。もうすぐ8月6、9日を迎える。写真展に足を運んでほしい。

 金口木舌 琉球新報 2010年8月2日
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「何もしない」ことが“暴力”やダメージを及ぼすこともある・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/05 23:31
 殴るけるの暴行や言葉の暴力。いずれも直接相手に深刻なダメージを与えることができるが、「何もしない」ことが“暴力”やダメージを及ぼすこともある

 名護市に対する米軍再編交付金をめぐり、防衛省が交付を先延ばししているため、対象の継続事業が立ち往生している。市が再三要請し、見解を求めているにもかかわらず、反応はないという

 国と市の違いはあれど、同じ行政機関だ。年度内に財源が担保できなければ事業がどうなるか、痛いところは国も知り尽くしている。市はやむを得ず別財源での手当ても検討しているが、国はこのまま「知らん顔」を押し通すつもりなのか

 辺野古移設に反対する新市政の誕生が理由であることは、容易に想像できる。しかし、前市政の時に手順を踏んで正式に内示した交付金まで「反対ならやれない」と門前払いするのは、あまりに脅しが露骨すぎないか

 法令に従い、文書で始まり文書で終わるのが行政の基本だ。再編交付金は例外ということはあり得ない。いったん決めたことを覆すというなら、淡々とその根拠を示せばいい

 それにしても、国内で行政同士が基地問題で対立する中で、米国は思いやり予算や海兵隊のグアム移転費の増額を求めてきた。こちらは「アメ」がなければ「抑止力」はないと脅す側だ。対応が見ものだが、さすがに「知らん顔」とはいかないだろう。

 金口木舌 琉球新報 2010年7月31日
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総体は始まったばかり。これからも感動のドラマが数多く生まれる・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/04 23:30
 那覇市内や本島中南部の幹線道路のマンホールのふたのへりに、灰色のビニールテープが張られているのに気付いた人もいるだろう。表面には白い文字で「OIH2010」と書いてある

 このテープ、マンホール内に危険物の設置や危険人物の潜入がないことを確認し、封印として張られている。もちろん、28日の美ら島沖縄総体総合開会式に出席された皇太子さまの来県に伴う県警の警備活動の一環だ

 マンホールのふたを開け、内部をのぞき込む警察官の作業は、要人警護とはいえ、さぞ大変な作業だったと思う。同時に私たちの足元にまで監視の目が行き届いていることへの居心地の悪さも正直感じてしまう

 ところでテープに記された「OIH」の意は何かというと、「沖縄インターハイ」の頭文字を取ったものだ。美ら島沖縄総体の愛称がすっかり定着していることもあって、最初は何の略語なのか、さっぱり見当が付かなかった

 29日の総体競技初日は雨の影響で陸上競技の棒高跳びが延期になる中、やり投げで県勢3位、自転車個人ロードで8位入賞の朗報が届いた。県民にとって幸先良いスタートだ

 総体は始まったばかり。これからも感動のドラマが数多く生まれるはずだ。「OIH」をもじって言えば「沖縄、イッペー上等、ヒーヤサッサ」の歓声がわくような選手たちの活躍を楽しみにしていたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年7月30日
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「おもろさうし」田島のまいた種が伊波という沖縄学の父を生んだ・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/03 23:30
 はだしに黒と白の装束でゆったりと舞う平敷屋エイサー。全国にファンも多い。その入場に使われる曲が「秋の踊り」だ。歌詞には「もみじ」や「鹿(しか)」「桔梗(ききょう)」など、およそ沖縄らしくない言葉が並ぶ

 作詞は新潟出身の田島利三郎といわれる。1893(明治26)年に来沖し、沖縄尋常中学校に勤務、沖縄の言語文化、とりわけ「おもろさうし」の研究に没頭した

 4年間で沖縄を離れるが、1903年には中学での教え子伊波普猷と東京で再会する。当時、東京帝国大学1年生だった伊波の下宿に同居し、個人的におもろさうしの講義をした。自らが集めた貴重な資料をすべて譲渡すると、「研究を大成してくれ」と言い残して姿を消す

 伊波がおもろ研究に本腰を入れるのは、それからだ。後に「私が郷土研究者になつたのは、全く田島先生のお蔭(かげ)だよ」(『琉球文学研究』)と述懐している。「オモロがわかりかけると、今までわからなかつた古琉球の有様がほのみえるやうな心地がした」とも

 在学中の研究成果をまとめた卒業論文が104年の時を経て見つかった。近代史研究の伊佐眞一さんによる、まさに世紀の大発見だ。達筆な文字で田島研究にも言及している

 田島のまいた種が伊波という沖縄学の父を生んだ。今回見つかった新資料が、今後、伊波普猷研究という畑で新たな芽を出すことを期待したい。

 金口木舌 琉球新報 2010年7月29日
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県民視点による事業棚卸し、県民の関心を高めた方がきっと県のためにもなる・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/08/01 23:15
 棚卸しとは商品などの帳簿上の在庫数と実際の数量の差異を定期的に確認すること。正しい損益計算のために必要な作業だが、県も先週「棚卸し」を初めて行った

 「県版の事業仕分け」といった方が通りがいいか。蓮舫行政刷新担当相の活躍で注目を集めた、予算の無駄を取り除く作業だ。県の名称は「県民視点による事業棚卸し」だった

 学識者や市町村職員ら計28人の委員が事業説明者の県側と質疑応答を重ね、3日間で計100事業の必要性を審査。会場では予想以上の突っ込んだやりとりが展開されていた

 中には委員の指摘に反し、事業の意義を延々と語る担当課の課長もいたが、仕切り役を務めた委員がそれを制する場面も。議論の進行具合にもおおむね好感が持てた

 ただ不要と判定されたのは対象100件中の7件。予算額では計1億円余りで、対象事業総額の1%弱だ。多いと見るか少ないと見るかだが、対象事業の選択を含め、明らかに物足りなさが残った。委員から「事業の廃止を主張するのには勇気がいる」との声も聞かれた

 一方、傍聴席は県職員などの姿が大半。県外では「仕分け人」公募に応募がサッ到している自治体もあるが、周知不足が否めなかった。政府の仕分けではインターネット中継もある。せっかくの事業だ。県民の関心を高めた方がきっと県のためにもなる。

 金口木舌 琉球新報 2010年7月27日
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