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人道 八葉蓮華 地球市民{創価学会 仏壇}
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人道援助 Humanitarian Activities 金口木舌 琉球新報 
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離島航路「知恵と工夫」島の住民には生活の一部・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/09 23:45
 空港を持たない離島町村の住民にとって、定期船は島外とを行き来する唯一の足だ。那覇市から北西約60キロの渡名喜村もその一つ。安定運航で安心して乗れるのは住民の願いだろう

 港は出入り口が狭く、波と風があると欠航。生活物資は底を突いた。生活の知恵か、家庭では専用の冷凍庫に肉や魚を納め、非常時に備えるようになった。そして港も拡充され、運航は天候に強くなった

 航路は、渡名喜を経由し久米島町と那覇市を結ぶ。大型化した新たな船が導入される予定だという。村は港にバースを整備し利便性を高めたい考えだ。乗船定員も増えるのなら村民の期待はより高まる

 大型化で便利になるのは間違いない。ただ、お年寄りや障害がある人に配慮を求める声がある。現在はコンテナとフォークリフトを使って車いすごと昇降させるといい、抵抗感を持つ人もいるそうだ

 観光シーズン、修学旅行の時期ともなれば船は込み合う。那覇に向けて、渡名喜から乗るとすでに客室は満杯状態。くつろげることのない2時間余りの移動は疲労を招くだけだ。村民専用の客室が必要だというのも分かる

 離島航路は観光産業の重要な交通インフラだ。同時に、島の住民には生活の一部でもある。安定運航は天候に左右されても、快適な移動を確保できるのは人間の知恵と工夫。渡名喜村だけで抱える問題ではない。

 金口木舌 琉球新報 2010年2月4日
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アメをくれた「大阪のおばちゃん」夕方から夜にかけての観光メニュー・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/08 23:58
 バッグには必ずアメか、ミカンが入っている。下手な芸人よりも面白いと言われる「大阪のおばちゃん」について語られるエピソードの定番の一つである

 ヒョウ柄の服、声が大きく、よく笑う。絶対値切る、押しが強く行動力がすごい。ネット上の「大阪のおばちゃんといえば浮かぶ特徴ランキング」にはこんな表現が並んでいる

 プロ野球の春季キャンプが始まった1日、阪神がキャンプを張る宜野座村営球場周辺にはたくさんの大阪のおばちゃんがいた。友達同士で誘い合い、お目当ての選手の調整ぶりを見に来たという

 その中に2003年から毎年訪れている人たちがいた。「ドーム整備とか沖縄は頑張っている」「気候も人も暖(温)かい」と評判は上々だった。話を聞くうち、やっぱりアメをくれた。親しくなれた証拠と思い、質問してみた

 球場を出た後、何をしているのか知りたかった。居酒屋などで夕食を取り、その後はホテルでテレビを見て過ごしているという。お酒の場以外に楽しめる、夕方から夜にかけての観光メニューが少ないという指摘をもらった

 これでは大阪のおばちゃんをはじめ、観光客は次第に沖縄に興味を失うのではないか。何が必要かの具体策は思いつかないようだったが、大阪のおばちゃんは「夕方から夜」というヒントはくれた。それを元に知恵を絞る必要がある。

 金口木舌 琉球新報 2010年2月3日
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沖縄民謡「二見情話」それぞれに「思い」があって味わい深い・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/07 23:51
 心に染み入るような哀調のメロディーに、男女の切ない情をつづった歌詞。カラオケ好きのご仁なら一度は歌ったことがあるだろう。本土の人にも人気の高い沖縄民謡「二見情話」だ

 名護さくら祭りのイベントとして30日に開かれた「二見情話大会」も、今年で26回目を迎えた。出場者は夫婦から姉弟、会社の同僚などさまざまだが、それぞれに「思い」があって味わい深い。感動を共有したい観客の「思い」も同じように伝わる

 市内にある仲栄真清正民謡研究会は、毎年のように弟子たちが入賞する常連だ。代表の仲栄真さんに聞くと「情を入れつつ入れ過ぎず」がコツだとか。歌い込まなければ、この微妙な表現は会得できないかもしれない

 沖縄戦で捕虜となり二見の収容所で過ごした元二見村長の故・照屋朝敏氏が、二見の人々へ感謝の気持ちを込めて作ったのがこの歌。「戦場(いくさば)ぬ哀り」で始まり男女で歌い上げる5番は、誰もが心を揺さぶられる

 大会を終え、夜の繁華街では、出場者や友人らが二見情話談議に花を咲かせたことだろう。人々の心を和ませ、一つにするのもこの歌の大きな魅力だ

 二見集落は、今国道331号二見バイパスの工事が着々と進んでいる。時代の流れで風景が変わっていくのは寂しいが、二見情話に込められた思いは心に焼き付けておきたい。

 金口木舌 琉球新報 2010年2月2日
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芸術は、いろいろな見方・評価が分かれるからこそいい・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/06 23:39
 「すべての人に合う小説は文学でない。読み手の評価が分かれるからこそいい」。先日、作家又吉栄喜さんから聞いた話が脳裏に残る。芸術作品はいろいろな見方があっていいと思ったからだ

 佐喜眞美術館でケーテ・コルヴィッツ展が開かれている。「友人の姿をしたシ」(石版)と題した作品は、目がうつろで何かにとりつかれたような表情の男がシに神に両手を差し出している。黒い後ろ姿しか見えないシに神が不気味だ

 ケーテは戦争と革命の20世紀を生きたドイツの芸術家。彼女は理不尽なシを迎えなければならなかった人々、特に母と子の姿を描いて戦争を告発した。前述の作品は、ドイツ全土にナチズムの嵐が吹き荒れた1930年代半ばに発表した

 シに神は一体どんな顔をしているのだろうか。親しい友人、それとも人々を熱狂させたヒトラーの姿か。人によって違う姿を思い浮かべるだろう

 ナチスは映画、芸術などを巧妙に使って国民をナチスの思想に同化させた。このため多くのドイツ人はユダヤ人に悲劇が襲いかかっていたにもかかわらず「彼らは自由だと思っていた」(ミルトン・マイヤー)

 人々が両目をふさがれ、事の本質が見えなくなったとき、ケーテは心の目が映し出すナチズムの正体をえぐり出して見せた。すぐれた小説のようにケーテの作品は70年以上たってもずしんと胸に響く。

 金口木舌 琉球新報 2010年2月1日
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供給過剰と乗客減「経営努力」活力を取り戻すために・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/05 23:46
 「月見里…山が無いので月がよく見えます」「仕合…うらやましいお名前ですね」―。鹿児島市内を流す旭交通鹿児島のタクシー車内で、鹿児島県の面白名字クイズが出されている

 月見里はやまなし、仕合はしあわせが答え。今月中旬までは馬比尾(まころべ)、万里(まて)などの難読名字が出題されていた。客との会話のきっかけづくりにしたいと、鹿児島の名字を解きほぐした郷土本を参考に1年前から始め、7題を重ねた

 支社長代理の木場郁雄さんは「背を向けて運転する乗務員にお客さんが答えを聞き、車内の会話が弾むようになった。気持ち良く降りてもらいたいと始めたが、好評で常連さんも増えた。予想以上の効果だ」と話す

 同社は、受験シーズンには「受験生頑張れ」というメッセージを張るなど、時期に応じて乗客の心をつかむ工夫を凝らしている。隣県のタクシー会社の経営努力は大いに参考になる

 県ハイヤー・タクシー協会は、沖縄本島のタクシーの約2割の減車を促している。供給過剰と乗客減により、乗務員の平均年収が約180万円に落ち込む中、待遇改善は急務だが、サービス向上の取り組みが尽くされたか、疑問も残る

 県民の足を支えるタクシー業界が活力を取り戻すためにも、沖縄のタクシーが変わったと実感できる、前向きで具体的な施策を打ち出してほしい。

 金口木舌 琉球新報 2010年1月31日
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「地域」人との結び付きやコミュニケーションが欠落、孤立する・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/04 23:47
 竹と茅(ちがや)はともにイネ科の植物で地下茎が絡み合い横に広がる。まるで群衆がスクラムを組んでいるようだ。だが、現実の地域は孤立する人が増えている

 15年前の阪神・淡路大震災では6400人余の命が奪われた。多くは高齢者だった。あまり知られていないが、仮設住宅に暮らすお年寄りの「孤独シ」が相次ぎ、4年余で250人に上った

 それは現在の高齢社会の問題を先取りしたといわれた。震災を生き延びたものの、住み慣れた地域は壊滅し、全く知らない地での生活は、人との結び付きやコミュニケーションが欠落。孤立する高齢者が増えたという

 江戸前期の俳人・松尾芭蕉は「秋深き隣は何をする人ぞ」と詠んだ。深まる秋に寂しさが募り、隣家から漏れる明かりに隣人はどうしているのか―と関心を寄せる温かい句だが、昨今は誤用されることが多い

 名護市で高齢者介護に取り組む座波園子さんの原点は「地域」。民生委員時代に為又(びーまた)区内をまめに回った。寝たきりや雨戸を固く閉ざした引きこもり高齢者の存在に気付く。何とかしなければ、と走り始めた

 宅老所の運営資金に詰まり空き缶拾いもした。「お金は何とかなるが、心のマズしさは最もつらい」と語る。2月末には全国の宅老所関係者が集い、フォーラムを開催する。テーマは「地域」。他者への関心が互いの暮らしを支え合う。

 金口木舌 琉球新報 2010年1月30日
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ライバルは成長の原動力「御三家」互いに信頼、尊敬しあえる・・・ 金口木舌 八葉蓮華

2010/02/03 23:10
 御三家と聞いて、歌手の橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦を連想するのは団塊の世代だろうか。本来、御三家は、紀伊、尾張、水戸の徳川家を指すが、今は特に優れた三者を指す呼称となった

 焼き物の里・壺屋の御三家といえば、小橋川永昌、金城次郎、新垣栄三郎の3氏となろうか。その作品を集めた「壺屋3人男」展が、2月28日まで、那覇市の壺屋焼物博物館で開かれている

 訪れた日は、県立芸大教授の島袋常秀氏の講演もあり興味深く聞いた。小橋川氏は途絶えていた「赤絵」の復活に情熱をかけて実現した

 新垣氏は、旧県立一中(現首里高校)から台湾師範学校を卒業して教諭をしていたが転身。土作り、絵付け、ろくろなど作業工程を専業にして、緻密(ちみつ)な作品を生みだす工房のシステムをつくりあげた。金城氏は13歳のころ奉公に出された。そこで技術を磨き19歳の時にろくろを任されるまでになった努力の人だ

 作品も三者三様、画家と交流のあった小橋川氏は筆を使った絵付けが得意、金城氏は魚の文様で有名な線彫り、新垣氏は線彫りと筆のコンビネーションだ。壺屋という恵まれた環境を舞台に、互いに信頼、尊敬しあえるライバルに出会った

 ランク付けを嫌い競争を避ける風潮のある今、ライバルという言葉はあまり聞かれなくなった。しかし、ライバルは成長の原動力でもある。

 金口木舌 琉球新報 2010年1月29日
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